ケロイドの除去
ケロイドを除去する方法には保存的治療と外科的治療があります。
保存的治療は手術をおこなわない治療法で、外用療法、局所注射療法、内服療法、圧迫療法などがあります。
外用療法はステロイド剤の入ったテープやステロイド軟膏を使用します。
また保湿を目的としては水分不透過性のばんそうこうを貼ります。
局所注射療法はステロイド剤を局所に注射する方法です。
平らになっても時間が経つと元に戻ってしまうこともあります。
内服療法は抗アレルギー剤を服用します。トラニラストなどの薬を服用します。長期間続けないと効果がない場合もあります。
圧迫療法は患部の安静を保ちながら圧迫する方法です。テープ固定や
シリコンシートによる圧迫などがおこなわれます。
単純な方法ではありますが、平らにさせる効果は期待できます。
外科的治療はケロイドを切除して除去する方法です。
ケロイドを完全に切除するのではなく、正常な皮膚に切り込まないように
ケロイドの中心部を切り抜く方法を通常はおこないます。
ケロイドは再発する可能性があるので、安易な切除はさらに大きなケロイドになることもあります。
いずれの治療法をおこなう場合も、症状や体質を考慮して最も適切な
治療法を選ぶべきです。また、ひとつの治療法だけでなく、複数の治療法を組み合わせて治療することも考慮に入れた方が良いです。
また、担当医との密な相談が必要です。インフォームドコンセントを
十分に行い、患者も担当医も最善の治療法だと納得した方法で治療をおこなう必要があります。
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