ケロイドの概要
ケロイドとは、けがや手術、炎症などにより皮膚の線維成分が増殖し
傷跡が赤く盛り上がってしまう状態になることです。
蟹の足のように大きく広がっていくため蟹足腫と言われています。
症状としては傷跡からのかゆみと痛みが伴います。
一方、生まれつきの体質が原因でケロイドにかかる方もいらっしゃいます。
このように傷跡がない状態の場合でも発症することもあります。
ケロイドにかかりやすい体の部分として前胸部、肩、上腕、下顎部などが
挙げられます。
ケロイドは自然に治るものではありません。健常組織へ染み出すように広がって大きくなるものです。したがって、治療が必要になります。
治療法には手術をする方法と手術をしない方法があります。傷が大きい場合は
傷跡を切断し、目立たせなくする手術療法が適しています。なぜならば傷跡のあるケロイドほど再び発症する恐れがあるからです。
手術をしない方法では、飲み薬や塗り薬を服用することでかゆみを抑制したり、治療期間はかかりますが治療効果に優れたレーザー療法、ケロイドを圧迫させ目立たなくさせる圧迫療法などがあります。その他にも注射による療法や
液体窒素を使用する療法などもあります。しかし、一つの療法だけでなく、療法を組み合わせることによって治療効果が期待できるとされています。
ケロイドは再発や悪化の可能性が高いため完治させることや治療は非常に難しいですが皮膚科や形成外科の長期間に渡っての正しい治療法によりある程度の軽減効果は期待できるとされています。
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