ケロイドの治療方法
ケロイドを治療する方法は一つだけではなく様々なものがあります。
大きく分けるとするならば手術をする方法と手術をしない方法に分けられます。それぞれの症状(状態)によって治療方法は異なります。
傷跡が深く大きいなど状態がかなり悪化している場合は形成外科において手術をする方が多いようです。具体的には傷跡を切断し、手術後もなるべく目立たないように縫い合わせる方法です。
しかし、手術した後でもケロイドが再び発症する可能性や手術前よりもさらに悪化してしまうことがあるため、他の治療方法と組み合わせるなど長期間に渡っての治療や通院が必要になります。
手術をしない代表的な治療方法としてレーザー治療があります。
色素レーザーや炭酸ガスレーザーを使用しておこなうものです。
様々なタイプの傷跡の治療に適し、ケロイドの血管を破壊させる効力があるため治療効果のある治療法とされています。
しかし、このレーザー治療のみの治療法でもほとんど完治させることは難しいとされています。
また圧迫療法という治療法もあります。副作用がないためリスクが少ない治療法です。スポンジやシリコンジェルシートと呼ばれるものを傷跡に当て包帯やテープを使って圧迫し傷跡の膨らみを抑える治療法です。ジェルシートは粘着力に優れているため長時間貼って置くことで効果があるとされています。手術後の治療法に適しています。
また飲み薬や塗り薬を服用する治療法があります。トラニラストと呼ばれる飲み薬は痛みやかゆみを抑えるのに効果的でケロイド自体の症状を軽減させる効果もあります。
その他では放射線療法があります。電子線と呼ばれる放射線を放射する治療法でケロイドの再発を抑えるのに効果的とされています。
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