真性ケロイドとは
真性ケロイドとは損傷が小さい場合でも傷跡が赤く盛り上がり、もともとの傷跡の範囲を超えて発症するケロイドのことです。また家族の方の遺伝によって生まれつきのケロイド体質の方が発症するケロイドのことでもあります。また蟹の足のように大きく広がっていくため蟹足腫とも言われています。
体によくできる部分として顔面、前胸部、上腕部、背部などが挙げられます。
症状としては常に強い痛みとかゆみを伴い、傷跡が自然に回復するものではありません。
例えば真性ケロイドの場合、予防接種などの注射や虫に刺された、耳にピアスを開けたなど小さな傷跡ができた場合でもケロイドが発症します。発症後も再発や悪化が起こりやすいため、手術治療(最近では真性ケロイドの場合は手術療法はあまりおこなわれない傾向にあります)も含めレーザー治療や放射線治療、薬物療法など様々な治療法(組み合わせ療法)が長い期間必要になります。
ケロイドは手術やけがによって傷跡が赤く盛り上がることですが、
前述した真性ケロイドと肥厚性瘢痕(ひこうせいはいこん)の二種類に分けられます。肥厚性瘢痕とは手術やけがなどの大きな損傷によってケロイドが発症します。傷跡からの痛みやかゆみはそれほど強いものではなく体質的な面では遺伝によってケロイドになると言うことはないようです。ケロイドの治療や手術を検討する際はどちらのケロイドかを確認することが大切です。
PR

sponsored links