ケロイドの外来治療
病院によって多少の違いはありますが、ケロイドの外来治療においては医師が患者の病状を診断し、最も適切な治療法を患者に示しケロイドや傷跡の治療を行っています。病状に応じて外科的手術やステロイド剤、貼付剤による治療など様々な治療法を使い分けています。
その中でも特に多い治療は、耳にピアスを開けたときの穴から発生したケロイドの治療です。ピアスを開けた後に感染をおこしたり、傷が治らなかった場合などに腫瘤になることがあります。
治療法としては耳の形が変わらないように切断し電子線を照射して、その後長期間テーピングをします。この治療により、かなりの高確率で良くなります。また、下腹部にケロイドの治療もあります。
帝王切開や腹部の手術後に一本線の傷跡が赤く盛り上がることがあります。
この場合も切除して放射線を照射した後にサージカルテープで固定し、ポリエチレンジェルシートやシリコンジェルシートで治療していくことでかなりの高確率でよくなります。
その他に、腕もケロイドができやすい部分です。腕には力がかかるので、傷口がケロイドになりやすいのです。さらに、関節にまたがる部分がケロイドになることもあります。この場合はZ形成術によって小さいケロイドに分断し、
手術を行っていきます。腕は手術後に安静に保つのが難しい部分でもありますが、激しい運動を控えていればかなりの高確率で良くなります。
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