ケロイド

ケロイドの治療の一つとして飲み薬のリザベンがあります。この薬はケロイドの部分に違和感や痛み、痒み等を改善したり、軽減する事を目的に処方されるようです。

 

また、内服薬を使う理由としては、ケロイドがこれ以上、大きくなったり、広がったりしないようにするため、やその人にこの薬が合っている場合にはケロイドが小さくなることもあるようです。しかし、このような効果を実感できることは稀のようで、基本的には肌で感じる痒み等の軽減、が目的のようです。

 

この薬はあまり副作用がない、と言われているようです。しかし、お医者さんからは「尿の出方が悪くなったり、血尿になるかも」と言われているようです。実際に飲んでいる方の多くはなにかしらの膀胱のトラブルを抱えている方も多いようですので、飲んでいる方はぜひ、膀胱の状態をこまめにチェックすると良いでしょう。

 

中には膀胱炎が酷くなり、膀胱の内部がただれてしまった、なんて事もあるようです。ちょっとした膀胱の違和感などは見逃さずに、血尿が出たり、違和感を感じたらすぐにお医者さんに飲んでいる薬を持参した上で相談してみると良いでしょう。

 

あまり副作用がない、と言われている薬ですが、膀胱炎になったりしている方はかなり多いようです。飲むのであれば、自分自身の体調をよく観察しながら飲むべきかもしれませんね。

 

ケロイドになりやすい体質の人を「ケロイド体質」と呼ばれます。このケロイド体質の方々はちょっとした傷などがケロイド化してしまう、という体質です。またこの体質をもった人たちは「傷が治りにくい」と感じている事も多いようです。

 

この体質を持っている人にとっては　本当にちょっとした傷が原因となるので夏の間などは虫刺されなどに中止する必要がありますし、他には日焼けも原因となるので、できる限り肌に刺激を与えないようにするべきです。

 

ケロイド体質じゃなくてもケロイド化する事はあり、その理由としては傷が思いのほか深かったり、広くて深い傷に対してケロイド化する事が多いようです。なので手術痕がケロイド化する事が多いのですね。

 

このケロイド体質ですが、遺伝的なものが大きいと言われているようです、ご家族の中にちょっとした傷がケロイド化している方がいる場合にはご自身もケロイド体質であることが考えられます。

 

その場合には、とにかく余計な肌の刺激を与えないようにすることや、できる限り肌に炎症を起こさないようにすることが大切です。虫刺されなどは痒くて掻いてしまうことで　よりケロイド化しやすくなるので、痒みがあっても、できるかぎ掻かないようにして、肌や傷口に刺激を与えないようにしましょう。

 

ケロイド体質の場合は、ちょっとした傷ができても、すぐに受診して、必要であれば薬などを使って、炎症を早めに抑える必要があるでしょう。

 

女性も年頃になると「ピアスでも開けようかな」って思う方も多いと思います。しかし、ケロイド体質の方がピアスの穴を開けたことが引き金で耳たぶに大きなケロイドが出来てしまった、という事があるのです。

やはり、もともとの体質としてケロイド体質であり、ちょっとした傷がケロイド化してしまうような方は注意が必要でしょう。

 

ケロイドになりやすい、いわゆるケロイド体質の方は　ピアスの穴がきっかけで耳たぶがケロイド化してしまう可能性があることを、念頭においてからピアスの穴を開けてくださいね。

 

また、ピアスによるトラブルで多いのは　金属アレルギーです、アレルギー体質の方が傷口に金属が触れることで　アレルギー反応を起こすわけですが、それがきっかけでケロイド化することもあるのでご注意を。

 

この場合も、手術でその部分を取り除いたり、またはステロイドの注射を打ったりする事が多いようです。

 

耳たぶのケロイドというのはどうしても目立ってしまう事が多いので、手術を希望する方が多いようです。

 

中には耳たぶのケロイドが改善したら、またピアスの穴を開けられるか？という問い合わせも病院にはあるそうですが、その部分はやはり、もともとケロイドがあったので、ちょっとした傷によって再発する可能性は高いです。一度、ケロイドが出来てしまった場所には改めてピアスの穴を開ける、という事などは難しいと考えたほうが良いでしょう。またイヤリングなども刺激となる事があるので、ケロイド体質の方は気をつけてくださいね。

 

ケロイドの治療というのはいろいろとありますが、一般的にはケロイドが発生している場所などを考慮して、治療を進めていくようです。

 

まずは、その傷の部分を切り取る方法があります。しかし、この時に大切なこととしては、傷口を縫い合わせる時に皮膚を引っ張りすぎたりしないことだそうで、そこを気をつけながら縫い合わせることが必要だそうです。例えば、ひきつりを作ってしまうと、その部分が改めて大きなケロイドを作ってしまうことがあるそうです。ケロイドを切り取る方法と同時に電子線を使って再発を防ぐ治療法を併用する事もあるようです。

 

しかし、一般的にはステロイドを塗ったり、ステロイドを注射しながら経過を見ていく方法を取る場合が多いようです。ステロイドを傷口に注射することで、見た目もかなり改善する事があるようです。注射をすると、明らかにケロイドが改善するそうですが、かなり痛みが強いので、痛みの弱い方などには向かない治療法だそうです。

 

他にも、飲み薬をしようしたりする場合もあるようですが、この場合、内蔵に負担をかけてしまう事もあるようなので、注意する事が必要です。

 

確実に改善する、という治療法は残念ながらケロイドにはないようですが、それでもいろいろな方法が開発されているので、ぜひ専門医に相談をしてご自身に一番合った治療法を選択してくださいね。

 

ケロイドというのは、痒いことが多いそうなので、どうしても掻いてしまったりすると、その刺激によって、ケロイド化した皮膚がより大きくなってしまうことがあるんだそうです。それを防ぐためにはできるだけ、ケロイド化した場所に余計な刺激を与えない事が大切のようです。

 

そのためにも痒みを抑えたりする効果のある塗り薬を塗ることは大切なんだそうです。なんとなく、盛り上がった部分を切り取ってしまえばそれで良いんじゃないのかな？って思われることもあると思いますが。切り取って、その部分を縫い合わせる、という方法は一時的には改善するのですが、再発する可能性がかなり高いので、お医者さんとしてはあまり勧めていないようです。

 

なので、その前の段階として　塗り薬などを使って経過観察をする事があるようです。また、ケロイドになっている部分はどうしても、体温が上がってくると痒みが強くなるそうなので、発熱中やお酒を飲んだりして体温が上がってくると痒みが強くなることがあるので、なるべく体温を上げないようにすることが大切なんですね。

 

しかし塗り薬はけっこう、ベタベタとするタイプなので、できるだけ塗った上に絆創膏やガーゼなどでカバーしてあげる事が大切なのですが、ガーゼを止めるためのテープによって肌が痒くなる方には何か別の方法が良いかもしれませんね。